裏千家には、椅子テーブルでお点前をする「立礼式」というものがあります。
裏千家茶道の1つの方式で
外国人の方でも気軽に体験してもらえるように考案されたスタイルです。
そんな立礼式でお茶をたてるためのテーブルや物を置く棚を「立礼棚」と言います。
購入すると立派な価格&収納スペースに困ってしまうので
私の教室では、あるものを代用してお手頃価格&コンパクト収納を実現しました。
これから立礼棚を購入しようかな?とお考えの方
お家で手軽に本格茶道に挑戦したい方の参考になれば幸いです。
立礼棚ってどんなもの?
点茶盤 正方形タイプ
お茶をたてるためのメインのテーブルとお道具を置くサイドテーブルと椅子のセット
御園棚などに代表される横長のタイプ
など色々なタイプがあります。
組み合わせ自由なオリジナル・フレキシブル立礼棚
こちらが、実際にお稽古で使っているオリジナル立礼棚です。
オリジナルなだけでなく、使い方は、かなりフレキシブルです。
実はこれは、下のように入れ子になっている箱と
板を組み合わせて立礼棚にしています。
なので、置き方を変えると、こんな風にレイアウトすることもできて
組み合わせ自由なのです。
しかも、下の写真の左側のように
箱の中に箱が収まるので、省スペースで収納可能なのです!
実は、これはそもそも立礼棚でも茶道具でもありません。
こちらは、ガーデニンググッズの店「woodpro」で購入した
ガーデングッズです。
立礼棚の台にしている箱は、
植木鉢などを置いたり、プランターのカバーとして使う
「スクエアラック」という商品です。
5つサイズがあって、入れ子式に収納できるようになっています。
サイズによって、大きな箱は天板の台(脚)にしたり、
小さなサイズは、建水の台にしたり、替茶碗の台にしたりと
色々に使っています。
炭点前の時の炭斗の台としても使えますね。
天板は、同じ素材(国産杉)で、
春秋棚と点茶盤のサイズに作っていただいたものです。
さらに小さい天板も作っていただき、
サイドテーブル=喫架としても使っています。
色は、6色から選べて、こちらはチャコールブラックです。
お稽古する方の人数、お稽古内容に合わせて
自由に組み合わせることができて
本当に重宝しています。
アウトドア茶会「野点(のだて)」にも使える
茶道には、お庭など屋外で行う
「野点(のだて)」があります。
桜の下で、緑の中で、爽やかな空気を感じながら
いただくお抹茶も格別で、ぜひ一度体験してほしい
お点前の一つです。
そして、この立礼棚は、もともとガーデニング用品なので
当然ですが外でも使えます。
そして持ち運びもしやすいので、「野点」に最適です。
まとめ
今日は、ガーデニンググッズを活用した
オリジナル・フレキシブル立礼棚をご紹介しました。
お手頃な価格で、省スペース収納でき、使い方は、無限大で、とてもお勧めです。