アシスタント講師

2024年3〜4月、7〜8月の講師講座を経て、アシスタント講師をしていただいている先生方のご紹介です。現在、更なる研鑽を積みながら、基礎クラスの一部のお手伝いに入っていただいています。

E.S.

職業は税理士です。

若い時は海外に留学をするなど日本文化に興味はありませんでしたし、結婚して仕事に子育てと忙しくまったく趣味はありませんでした

その後、子育てが楽になり 京都旅行を何度が楽しんでいました。

お寺や博物館などによく「お菓子付き お茶あります」という文章が掲示されており、

注文しましたがお茶の飲み方を知らなかったので こっそり人に見られないように飲んでいました。きちんとお茶を飲みたいというのが お茶の稽古をはじめた動機です。

 

裏千家の初心者のための茶道教室を経て、2018年soumiakai爽実会にて、お稽古を始めましたところ お茶の世界の深さ広さに驚き、もっと知りたい実戦したいと思うようになりました。 華道・着物・懐石料理・和歌・香道・お茶碗などの道具・お軸になる絵や書道などありとあらゆる日本文化歴史がつながっていたのです。着物の着付けもできないので着付け教室に通い、お料理も習い・・ 学ぶことに終わりはない世界です。

 

子育てが終わり やっと自由時間ができましたので 茶道を楽しんでいます。

一緒に楽しむ友達もできましたし、若い方々から刺激を受けています。

年を取ってからは体力や気力それに記憶も衰えてきます。老後においてもお茶を楽しむことができる一生茶道を目標にしております。

 

藤木聖子

幼少期よりピアノ・ヴァイオリンを始めました。

ヴァイオリン専攻で音高から音大に進み、現在も演奏活動をしながら後進の指導にも当たっています。

人生のほとんどを音楽と共に過ごし、30歳を過ぎた頃にふとそれまで意識してこなかった和の文化に触れてみたくなりました。何が自分に合っているかな…と色々と模索をする中で出会ったのが裏千家茶道でした。2018年に初めて斉藤先生のお教室の門を叩き、茶道体験をさせていただいた時に衝撃を受けたのを今でも鮮明に思い出す事が出来ます。

音のシャワーで騒がしいそんな毎日が、とても静かで心が和らぎ、一つ一つの所作が美しく、五感を研ぎ澄ませ、なんと心身共に癒される時間なのだろうと。

そうして茶の湯の虜になりあっという間に早6年が過ぎようとしています。

和の総合芸術と言われる茶道と、瞬間芸術である音楽、この美しく素晴らしい文化をたくさんの方々に伝えられるように、和文化と音楽を融合したイベントなども企画し文化の発展に貢献していきたいと思います。

西川綾香

お仕事は、もともと病院で心臓血管外科・循環器内科の看護師をしておりましたが、病気で苦しむ方を一人でも減らしたい、予防に従事したいと思い、現在は産業保健師といって企業で働く方々の健康管理を支援しております。

お茶を始めたきっかけは、先に着付けを習い、着物を着る機会がほしくて、また、映画「日々是好日」を観て大和撫子に憧れ茶道を始めました。

2019年にこちらの爽実会に入門し、日々楽しくお勉強中です。

看護師として働いていた頃は、夜勤で昼夜逆転、毎日夜遅くまで続く仕事、休日はへとへとで誰にも会いたくない日々で、忙しいと言う漢字の如く心を亡くしていました。

茶道を始めて、季節の移ろいに敏感になり、人も自然の一部として調和して生きる大切さを学びました。五感を使ってお点前に集中すると、心も整います。

茶道は懐石、お香、書道、着物など日本文化の総合芸術と言われております。

とあるお茶会で、源氏物語をテーマとしたお席があり、素晴らしい趣向に感動して、理解を深めるために源氏物語を読み始めました。

また、先生に懐石料理の作り方を伺って自宅でチャレンジしてみたり、日本画や茶道具の美術館へ行ったりと、茶道を通して世界は広がっていきます。

勉強を重ねても重ねても終わりがなく、身につく教養は人の心を豊かにしてくれると感じています。

茶道を通して出会う方々とのご縁を大切に、茶道の素晴らしさを皆さんと分かち合い、健やかで思いやりのある、温かい世界を皆さんと作って、自分も成長していけたらと思います。

重松(橋本)秀美

普段は外資系メーカーのファイナンス部署で働きつつ、週末を中心に茶道を楽しんでいます。

私が茶道と出会ったのは、高校の部活動でした。卒業後は離れていましたが、コロナ渦の2021年に社外の人とのつながりを求め、斉藤先生のもとで十数年ぶりに茶道を習い始めました。

慌ただしい日常を離れ、落ち着いた空間で美味しいお茶とお菓子をいただく。癒しの時間を求めてお稽古に通うことはや3年。気がつくと、興味関心の対象が、季節の和菓子やお抹茶から、日本文化そのものに広がっていました。

茶道を通して得られるもの、求めるものは、人によって千差万別。茶室はある人にとっては癒しや社交の場、ある人にとっては精神修養の場。

近ごろでは、このような素晴らしい日本の伝統文化が人知れず廃れてしまうのは大変残念という想いが芽生えてきました。2023年からは国際茶道文化協会英語茶道教室にも通い始め、茶道を通して、日本文化の魅力を国内外問わず多くの人にお伝えできるよう、学びを続けています。